結論: 非推奨ではありませんが今後積極的に使うものではなく、 gopter, rapid など別のライブラリを検討するのが良さそうです。
frozen だが deprecated とは書かれていない
2016 年の時点で「このパッケージはフリーズし、今後修正や機能追加はしない」と宣言されています。
ドキュメントには以下のように書かれていて
The testing/quick package is frozen and is not accepting new features.
ソースの blame を見ると 2016/10 のコミットで追加されたようです。関連 issue は golang/go#15557 です。
その後 2017 年に出された 機能追加プロポーザルの issue を読むと、 サードパーティのライブラリの利用が示唆されるなど、開発の方針がわかります。
比較のため他のパッケージを見ると、 2020 年に廃止となった x/lint は deprecated and frozen と書かれています1。
サードパーティのライブラリはどんなものがある?
testing/quick のようなランダム値によるテスト手法は Property based testing と呼ばれています。
golang で Property based testing の実践をサポートするライブラリとしては leanovate/gopter と flyingmutant/rapid が有名なようです。
参考記事
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ただし x 配下のパッケージは法則が異なるかもしれない ↩︎